毎週の説教メッセージ

off 信じて、帰る

tokorozawa-mikuni to 未分類  

説教:小倉 和三郎 教師

ヨハネによる福音書4:46~54

重態の息子をかかえる父親の必死な願いに対して、主イエスは「あなたがたは、しるしや不思議な業を見なければ決して信じない」と告げました。このお言葉は予想外で、大いに疑問を感じます。けれども主イエスは、父親や私たちの「願いを叶えてもらう信仰」」を自己中心な信仰としてはっきり否定なさったのです。その信仰は自分を主として、神を従者、僕とする信仰だからです。

父親はそのことに気づいて、はっとして、「主よ」と答えました。つまり神を主として自分を僕とする信仰を告白しました。そして御心ならは息子をぜひ癒していただきたいのですが、全てを主なる神にお委ねします、という信仰を言い表しました。

主イエスは父親に「独りで帰りなさい」とお命じになりました。これも厳しすぎる命令です。しかし主イエスは「あなたの息子は生きる」と約束してくださいました。この約束は病気の息子の回復だけでなく、私たちを含む全ての人間の救いと永遠の命の大いなる約束です。父親は一人で帰途に着きました。しかし彼をキリストの約束のお言葉と聖霊の力が伴い支えとなりました。ここにキリストのお言葉を信じて従う、応答の信仰の姿が鮮やかに証しされています。

Comments are closed.