毎週の説教メッセージ

off 啓示の光

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説教:最上 光宏 牧師

ルカによる福音書9:28-36

 主イエスは、ご自分の受難について予告された後、ペトロ、ヨハネ、ヤコブの3人だけを連れて、祈るために山に登られました。主イエスは、ゲッセマネの祈りにおいても、この3人だけを伴って祈られました。十字架の死を受け入れるために、主は特別な思いを込めて、必死に祈る必要があったのです。その祈りの中で主イエスの顔が輝き、その服も真っ白に輝いたのです。「山上の変貌」と呼ばれるこの出来事は、祈りによる神の栄光の輝きの反映であるとともに、祈りに対する神の応答の輝きでもあります。神は、主イエスの真摯な祈りに応えて、十字架の死の後の復活の栄光の輝きを主イエスと3人の弟子たちに啓示されたのです。「啓示」とは、神の隠されたご計画が開き示されることです。主イエスはこのような啓示の光を受けて、苦難と十字架への道を、神のみ心として受け入れ歩みだされたのです。

 私たちを取り巻く世界は、闇に包まれ、どこに神のみ心があるのかわからないような混沌とした状況です。しかし、私たちの祈りに応えて、神はみ心を示してくださいます。この世も神の支配の下にあるのです。ヨハネ福音書で、主イエスは弟子たちに言われました。「あなた方には世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」と。主の勝利を信じて、私たちも主に従いましょう。

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