毎週の説教メッセージ

off 今や、恵みの時

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説教:最上 光宏 牧師

コリントの信徒への手紙②6:1-13

「今」という時を、私たちはどのような思いで、どのように過ごしているでしょうか? 年度末のあわただしい時ですが、コロナウイルスによる不安な時でもあります。パウロも様々な不安と恐れの中にありました。自らの病と様々な苦難、欠乏、行き詰まり等々、さらに諸教会に対する心配事がありました。そのような中で、彼は「今や、恵みの時、今こそ救いの日」と高らかにうたうのです。直面している現実の背後に、目に見えないもう一つの現実を見つめているからです。その現実とは、どんな時にも、神が恵みをもってこの世を支配しておられるという現実です。天地を造られた神がこの世を支配し、万事を益とされるのです。神の恵みの確かさは、独り子(イエス・キリスト)を賜うほどにこの世を愛され、御子の死と復活によって私たちを贖ってくださったことに示されています。その恵みの中で私たちは「今」という時を生かされているのです。この「神から頂いている恵みを無駄にしてはいけません」。私たちは、「今」という時を生かして用いなければなりません。「今や恵みの時、今こそ救いの日」なのです。さまざまな恐れや不安、苦難と思い煩いの中で、すべてを全能者である主の御手に委ねつつ、一日一日を、否「今」という時を感謝をもって大切に精一杯に生きたいものです。

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