毎週の説教メッセージ

off 主の光の中を歩もう

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説教:加藤 久幸 牧師

イザヤ書2:1-5

2020年のアドヴェントを迎えました。

2:6「ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう」は、イスラエルが再び神の道を学び、そして諸国民の一つとして神を礼拝する(巡礼する)ことが、示唆されていると想います。今日の聖書はいつの時代に向けて語られているのかという、関心をもたれるかもしれません(アッシリア、バビロニア、ベルシアが権勢を誇っていた時なのか、あるいは現代の時代においてか)。2:5に、ミカ書にもあった御言葉が出てきますが、どの時代においても、「終わりの日に」(2:2)至るまで、各々の「その日に」2:5の御言葉を信じ「主の光の中を歩もう」と、私たちは招かれています。

1人の証人を紹介します。昨年12月、凶弾に倒れた中村哲さんのことです(紹介は本稿では割愛します)。「光は暗闇の中で輝いている」(ヨハネ福音書1:5)――中村さんの訃報記事に「一隅を照らす者が世界を照らす」と題した新聞記者は、この言葉はアフガニスタンの現地にもあることわざだと紹介した上で、「中村さんは、最後に自らの命をもって世界に『人間共通の心』を気づかせようとしたのだろう」と結んでいます。私は、神の「熱情」もイエスの福音も「一隅を照らす者が…」であり、それは世界の隅々を(隅々から)輝きを放っていると、考えています。暗闇の中に歩まざるをえないとしても、私たちは、「主の光の中を歩もう」に応え歩んでいきましょう。

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