毎週の説教メッセージ

off 信仰によって

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説教:加藤 輝勢子 牧師

ヘブライ人への手紙11:17-31

ヘブライ書は、説教集のようなものであると、言われています。今日の箇所で言えば、本来は11:1-12:2までを範囲として、一つの説教として聞かれるべきものであると思います。今日の箇所で、アブラハムは、「人を死者の中から生き返らせることもおできになる」(19)、無から有を創る、神への信仰・希望が磨かれています。続くイサク(20)、ヤコブ(21)、ヨセフ(22)の物語も、彼らが高齢・死に際しての出来事・物語であることに、注目します。信仰者は、「目に見えない方を見ているようにして」(27)、「望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認」(11:1)します。それ故モーセは、「滅ぼす者が長子たちに手を下すことがないように、過越の食事をし、子羊の血を振りかけ」(28)、「信仰によって…(紅)海を渡りました」(29)。私たちは、苦難や圧迫、希望を見出せないような試練の時にも、先人たちのように、信仰によって「海を渡る」ような信仰の出来事に、私たちを向ける必要があります。今日の聖書の先人たちの(主の)交わりに繋がったであろうヘルマン・ホイヴェルス神父の詩を、今日は紹介したいと思います。「最上のわざ」という詩です(詩は掲示板に掲示します)。私たちは皆、すべて、等しく、神の業に招かれ、信じ、預かり、繋がり、伝えるよう、「信仰によって」生かされています。お祈りをいたしましょう。

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