毎週の説教メッセージ

off 主の言葉を読み聞かせなさい

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説教:加藤 久幸 牧師

エレミヤ書36:1-10

ヨヤキム王の治世第4年(605年)、エレミヤに主の言葉が臨み(1)、「あなたに語ってきた言葉を(627年-)を…書き記しなさい」(2)と命じました。34章・37章以降も、36章から10年位経った出来事を記しています。歴代の王はバビロニアに反逆し、586年エルサレムは再び陥落しユダ王国は滅亡します。今日の「書き記せ」(2)と言われた本体は、私たちが手にしているエレミヤ書として伝えられています。エレミヤの預言は何を語ったのか。また、国が亡ぶ20年前に起こった今日の出来事は、何を意味するのか。主は「ユダの家は、わたしがくだそうと考えているすべての災いを聞いて…悪の道から立ち帰るかもしれない」(3)と語りますが、この時エレミヤは「神殿に入ることを禁じられていました」(4)。というのも、エレミヤは、ヨヤキム王が即位した後、「神殿の破滅」を預言した(26:6)ので、神殿に近づくことができなくなりました。エレミヤはバルクを呼び寄せ「断食の日に…すべての人々に読み聞かせなさい」と命じました(5-6)。実際の読み聞かせは、翌年のヨヤキムの治世第5年(604年)で、この時の断食は頼っていたエジプトの敗北(605年)を嘆くためでした…。エレミヤたちは、命の言葉である神の裁きと救いを告げ知らせます。エレミヤが預言を禁じられた故に、その預言は書き記され、多くの人々に読み聞かせ、伝えられることになりました。神の言葉は、今も、神に従うことを、求めています。

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