毎週の説教メッセージ

off 愛の実践を伴う信仰

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説教:加藤 輝勢子 牧師

ガラテヤの信徒への手紙5:2-11

ガラテヤ書は「キリストの恵みへ招いてくださった方から、あなたがたがこんなに早く離れて、ほかの福音に乗り換えようとしていることに、わたしはあきれ果てています」(1:6)と、ただちに、しかも極めて厳しい言葉を記しています。そしてパウロは「異なる福音」に真正面から対立する信仰義認論を展開します。
パウロはガラテヤの信徒とその背後にいる人へ「もし割礼を受けるなら、あなたたちにとってキリストは何の役にもたたない方になりま」すし(2)、「割礼を受けるということは律法全体を行うという義務がある」(3)と言うのです。熱心に律法を守っていたパウロだからこそ言えたことだと思います。パウロはキリスト者は迫害すればするほど、喜んでキリスト・イエスに寄っていき、一方自分は律法を守ることで迷いが生じ、そんな時にキリストからの呼びかけを受け、心を開いていったのではないでしょうか。パウロはしばしば信仰と愛を、希望とともに説きあかしています。愛は信仰なしに成立しないし、信仰は愛によって力強く働きます。パウロのいう「愛の実践を伴う信仰」とはそういうことです。
現代に生きる者の多くは、宗教はうさん臭いと思っています。私たちは生きる悩みが多々あります。信仰が揺さぶられる経験もあります。愛は多様です。それぞれにふさわしいあり方で神に従い、愛の実践を伴う信仰で歩みましょう。

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