毎週の説教メッセージ

off 神の約束の宣教

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説教:加藤 久幸 牧師

使徒言行録13:13-25

パウロが会堂で教える時、彼は「(イスラエルも含め)歴史と信仰を受けとめて主の福音を伝えます」。今日の聖書においても、出エジプトと荒れ野の旅を語り(17-18)、カナンの地へ定着していく時代を語ります(19-20)。さらに、「人々が王を求めたので」(21)、サウルに続いてダビデを王位につけたことを語ります(21-22)。そして、このダビデについては、[神は]「彼はわたしの思うところをすべて行う」(22)と紹介しています。さらに、このダビデの子孫から、[神は]「イスラエルに救い主イエスを送ってくださった」と宣べています。このパウロの歴史の振り返りは、次のようなことを意味しているのかもしれません。神が、イスラエルを解放し、約束の土地へと導き、その生・命を守られる。かつてダビデのような指導者を与えたのと同じように、神は、[真のイスラエルの完成者としての]イエスを与え、ローマから解放し、約束の国(世界)へと導き、その生・命を守られる…。今日の聖書日課がヨハネで終わっているのは、預言者の時代が終わり、イエス・キリストによる神の国の完成の時が来ていることを示しているのでしょう。また、ルカ文書のイエスは、神の約束・使命のために生き死んで復活させられたと、宣べ伝えています。神の約束・計画の中心に、イエスが・キリストがいます(参考13:30)。パウロたちも、そしていつの時代も、キリスト者はイエス・キリストを指し示し、宣べ伝えます。

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