毎週の説教メッセージ

off 礼拝が宣教を生み出す

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説教:加藤 久幸 牧師

使徒言行録13:1-12

シリアのアンティオキアは、多様なメンバーがおり(1)、一つになることが難しい教会ではなかったのかと想像します。下手をすればすぐに分裂をしてしまうような教会だったからこそ、違いを違いとしながらも共に生きる道を探り、これだけでは一つ(イエス・キリスト)になろうということを大切にしたのではないかと想わされます。2節の「彼らが主を礼拝し、断食をしている」とは、本当に真摯な礼拝を献げていたのだろうと想像します。ある牧師は、アンティオキア教会のことを「パッチワーク」と説教しています。「教会は 人間の苦悩とか喜びとか、そんな色々の端切れが持ち込まれて、それがキリストという糸でつながれていく所だろう。自分にはない色を、他の人に出してもらい、そして予期せぬ素晴らしい模様が出来上がっていくのだと思う。パッチワークのもう一つの特徴は、限りなくひろがるということである。…パッチワーク教会は、今の状態にとどまらない。未知の世界に出かけていく、いや押し出されていく.聖霊という風を受けて…」。礼拝が宣教を生み出していく(2-3)。キプロス宣教(4-12)は私たちには奇跡物語のように映ります。パウロ達は諸会堂で教える時には歴史と信仰を受けとめ主の福音を伝え、異教徒や世の指導者に対する時には人々を誘う世界の諸々の力と対決し主の福音を伝えます。このことは現代も変わらぬことではないかと想います。

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