毎週の説教メッセージ

off わたしはあなたの神

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説教:岩河 敏宏 牧師

イザヤ書41:9-10

本日の聖書箇所である9節~10節を含む8節~16節は、イスラエルの救いを記しています。8節のヘブライ語本文は文頭に「しかし(反意を表す接続詞)」を用い、諸国民に関係する裁きの弁論(1節~5節)と対照にイスラエルに向けられた慰めの言葉を導くために用いられています。ただ、「創造主なる神がイエスの十字架という贖いにより私たちの罪を赦して下さった」(参考;コロサイ書1:9~23)という新約聖書の視点から再解釈するなら、キリスト者を含む総ての民へ拡げられる性格のものです。神は私たちに異なる使命(賜物)を与え、私にしかできない働きを成す者となることを期待されます。たとえ私が神の期待に気付かなかったとしても、神は変わらず私を見守り続けています。キリスト教において愛するとは、「目の前にいる者のために痛み苦しむこと」また、「その人の存在を大切に想い行動すること」です。創造主なる神も、救い主イエスも、裏切る者にも心を留め救いの手を伸ばして下さったことを私たちは知っています。私たちも、せめて親子や家族の間ではそうでありたい。神は、私たちが弱り意気消沈する時に(イザヤ書41章の時代状況)、「固くとらえて決して見捨てない」(9)「わたしはあなたの神」(10)と言われ、苦難の中にある時、決して見捨てることなく助けて下さる方だと心に留めたい。この神を中心に、2023年の所沢みくに教会の歩みが展開されますよう、お祈りしています。

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