毎週の説教メッセージ

off 神の国はあなたがたのところに来ている

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説教:加藤 久幸 牧師

ルカによる福音書11:14-28

今日の聖書は、‶霊〟を見分けることが、話題となっています。20節、「わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ている」(「神の指」は出エジ8:15を参照)。23節、「わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めない者は、散らしている」は、23節は「神に味方しない者は神に敵対」するが真意でしょう。そして、先ほどの20節は、「ものを言い始めた」(14)男だけでなく、イエスに論争をしかけてきた者(15)やイエスを試そうとして天からのしるしを求める者(16)も含み、全ての者に対して、語られています。言葉にできないこと・言葉にしないことは暴力だということを、想います。イエスと周りの歩みにおいても、言葉で解決できなくなった時に、暴力・暴虐の嵐が吹き荒れることを、想います。「ものを言い始めた」(14)男は、イエスから「神の霊」を与えられ、この後も、神の霊に満たされ、自由に語ったのだろうと、想像します。

24-26節は「汚れた霊」が戻ってくる話ですが、もし男が「神の霊」に満たされていたなら、「汚れた霊」は何処に住み着いたのだろうかとの想像を、促します。また、27-28節は「驚嘆した」(14)群衆の中の一人の女性が「イエスの母を褒めたたえます」が、イエスは「幸いなのは 神の言葉を聞き、それを守る人である」と、お応えになりました。イエスは、恐らく、全ての人に向けて、そう語っているのでしょう。

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