毎週の説教メッセージ

off 主の恵みの御業

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説教:加藤 輝勢子 牧師

イザヤ書58:12-20

「御前に、わたしたちの背きの罪は重く、…わたしたちは自分の咎を知っている」(12)とあります。それは「主の手が短いから届かないのではない。主の耳が鈍くて聞こえないのでもない」(1)とあるように、自分たちが悪をもってしているのに、そのことを神の責任に転嫁していることです。また、「正しい訴えをする者はなく、真実をもって弁護をする者もいない。むなしいことを頼みとし、偽って語り 労苦をはらみ、災いを産む」(4)ことが、「主の正義は行われていないことを見られた。それは主の目には悪と映った。主は人ひとりいないのを見、執り成す人がいないのを驚かれた」(15-16)と思われたのです。それでも「主は恵みの御業を鎧としてまとい、救いを兜としてかぶり、報復を衣としてまとい、熱情を上着として身を包まれた」(17)とあります。ここでは、神自身が武装して、神に逆らうさまざまな勢力に対して戦われると言われています。この考え方は新約聖書にも継承されていて、神の支配の下に生きて、正義と平和を追求しようとする人々に、「夜は更け、日は近づいた。だから、闇の行いは脱ぎ捨てて光の武具を身に着けましょう」(ローマ13:12)と言われています。

最後に主は、「西では主の御名を畏れ、東では主の栄光を畏れる。主は激しい流れのように臨み 主の霊がその上に吹く」(19)と、世界を、異邦人をまねかれています。神から遠く離れてしまう弱さが当時の人々にも、また、私たちにもあります。イエス・キリストの誕生を待つ時、神の隔てのない招きに応えて歩みましょう。

 

 

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