毎週の説教メッセージ

off 主よ、ここにいます

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説教:加藤 輝勢子 牧師

使徒言行録9:10-19a

「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」との問いに「主よ、あなたはどなたですか」とサウロが言うと、「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。起きて町に入れ、そうすれば、あなたのなすべきことが知らされる」(6)。ダマスコにはアナニアという弟子がいました。主の呼びかけに「主よ、ここにいます」と応えた。「…サウロという名の、タルソス出身の者を訪ねよ。…自分の上に手を置き、元どおり目が見えるようしてくれるのを、幻で見たのだ」(11-12)。しかし、アナニアはサウロの噂を知っていました。「主よ、わたしは、その人がエルサレムで…、御名を求める人をすべて捕らえるため、祭司長たちから権限を受けています」(13-14)と言って躊躇します。アナニアこそ、ダマスコでサウロが迫害しようとしていた一人であったからです。主は「行け、あの者は、異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である」(15)と言われました。アナニアがサウロの上に手を置くと、たちまち目からうろこのようなものが落ち、元どおり目が見えるようになり、身を起こして洗礼を受け、食事をして元気になりました。

サウロの回心は、サウロ自身はイエス・キリストの呼びかけを聞いていますが、それを承認し、さらに方向づけるアナニアという一人のキリスト者が備えられました。回心という出来事はただ独りでできることではないのです。主イエスに従っている私たちも「主よ、ここにいます」と用いられる歩みをしましょう。

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