説教:加藤 久幸 牧師
使徒言行録16:11-40
フィリピの町での出来事です。最初に、リディアが登場します(13-15)。主が彼女の心を開かれ(14)、彼女も家族の者も洗礼を受けます(15)。彼女は、実業家で女性で、キリスト教に対して自由で積極的な関与をします。二番目は、パウロたちが占いの霊に取りつかれていた女奴隷と出会うことから始まります(16-24)。ある時、パウロたちがこの女から霊を追い出しました(18)。女奴隷の主人たちは、商売が妨害され、市の安寧が脅かされている、しかも二人は外国人(ユダヤ人)だと結束します(19-21)。人々と当局は、パウロたちを鞭打ち、牢に投げ込みます(22-24)。第三番目は、その後の展開です(25-40)。パウロたちは、牢で自分たちのできること、賛美の歌を歌い祈ります(25)。聖書は、「神が大地震を起こし囚人たちを解放した」かのように伝えます。事実がどうであれ、囚人を逃した責任を感じ自害しようとした看守を、パウロの「わたしたちは皆ここにいる」という声が、思いとどめます。この夜の報告は乱れています。看守とその家族はその夜に洗礼を受け、パウロたちは朝になる前に牢に戻ってきます。フィリピの町で、自由な歩みを展開したのは誰だったのでしょうか。結果としてパウロたちは「町から出て行」きますが(39)、イエスの御言葉、「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする(ヨハネ8:31-32)が響きます。

