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説教:加藤 久幸 牧師

使徒言行録19:21-40

今日の聖書は、「このようなことがあり」(21)とエフェソでの出来事を振り返り、「パウロは、マケドニア州とアカイア州を通り」(ヨーロッパのコリントなどを想いつつ) エルサレムに行こうと決心し」た(21)と、始まります。その後に、パウロは「…そこへ行った後、ローマも見なくてはならない」(21)と、語ります。同じ著者によるルカ福音書では、「イエスは、天に上げられる時期が近づくと、エルサレムに向かう決意を固められた」(ルカ9:51)と述べ、イエスの最期の旅を語っていますが、今日の箇所に始まるエルサレムを経てローマへというパウロの旅は、多くの点で重なる響きがあります。使徒言行録でも、キリストに従う歩みは、キリストと共に歩む旅であります。今日の後半は(23-40)、パウロがマケドニアに出発する前に起きた事件を報告します。銀細工職人のデメトリオも(23-28)、ユダヤ人のアレクサンドロも(33-34)、町の書記官も(35-40)の演説も、自分の利益を優先する内容を語ります。当時のエフェソは、自由都市で、ギリシア的な政治体制をとっており、その中心は民衆のエクレシア(議会・集会)であったと言われています。恐らく、起こった事件も集会において解決しようとしたのでしょうが、「集会は混乱するだけで、大多数の者は何のために集まったのかさえ分からなかった」(31)有様でした。パウロたちの宣教は激しい衝突の中で行われ、今日のような騒動も起こりうることでした。私たちは、事件に目を奪われがちですが、パウロたちが教会を養い育てることにどんなに心砕いていたかに、注目したいものです。

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