説教:加藤 久幸 牧師
使徒言行録24:1-27
パウロへのユダヤ人たちの告発は、「この男は疫病のような人間で、世界中のユダヤ人の間に騒動を引き起こしている者、『ナザレ人の分派』の首謀者、「神殿さえも汚そうとし」たと(6)訴えます。総督から促されたパウロは、この告発には何の証拠もなく(13)と言い、弁明します。「私は、彼らが『分派』と呼んでいる この道に従って、先祖の神を礼拝し…律法に即したことと預言者の書に書いてあることを、ことごとく信じています。更に、正しい者も正しくない者もやがて復活するという希望を、神に対して抱いています。この希望は、この人たち自身も同じように抱いております」(14-15)。こう述べて、「…神殿で供え物の捧げているところを、人に見られた」こと(18)、その群衆の中に「アジア州から来た数人のユダヤ人」が(19)いたと、付け加えます。そして、「もし、私を訴える理由があるというのであれば、この人たちこそ閣下[総督]のところへ…告発すべき」(19)と指摘し、「さもなければ、ここにいる人たち自身が、最高法院に出頭していた私にどんな不正を見つけたか、今言うべきです」(20)と指摘しました。そして最後に、パウロは、最高法院では「『死者の復活のことで…裁判にかけられているのだ』と叫んだだけなのです」(21)と、締め括りました。総督「フェリクスは、この道についてかなり詳しく知って」おり(22)、千人隊長リシアの「手紙」(23:25-30)も読んでおり、千人隊長が…来るのを待ってからと、裁判を延期しました(22)。パウロの監禁は二年以上(56-58年頃)続いたようですが(27)、その時の彼の歩みを想います。

