毎週の説教メッセージ

off 敵を愛しなさい

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 説教:最上 光宏 牧師   (花の日・子どもの日礼拝)

マタイによる福音書5:43-48

 イエスさまは、「あなたの敵を愛しなさい」と言われました。「敵」とは、どうしても好きになれない人のことです。自分のことをいじめたり、悪く言ったり、仲間に入れてくれない人たちのことです。そのような人たちをも赦し、愛しなさいとイエスさまは言われるのです。これはとても難しいことです。自分の力で出来ませんが、神さまの愛を知っている人には出来るのです。神さまは、良い人も悪い人も同じように愛しておられるからです。創世記のヨセフは、12人兄弟の11番目で、父ヤコブから特別に大事にされていました。その上、彼は夢で兄たちより偉くなることを示され、兄たちの憎しみと怒りを買い、通りがかりの隊商に売り飛ばされてしまいました。彼はエジプトの役人の奴隷となり、色々な苦しみを体験しましたが、あるとき、王様の見た不思議な夢を解き、7年の豊作の後に7年の凶作が続くので、豊作の間に食料の備蓄をすること勧めました。その務めのためにヨセフは、大臣の職に任じられたのです。飢饉が続いたある年、ヨセフの兄たちが食料を求めてエジプトにやって来て、大臣になったヨセフに再会します。ヨセフは涙をもって身を証し、怯える兄たちに「神さまが、今日の日のために私を先にエジプトに遣わされたのです」と述べ、父をも呼んで共にエジプトで暮らそうと呼び掛けたのです。

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