毎週の説教メッセージ

off 信仰による生涯

tokorozawa-mikuni to 未分類  

「信仰による生涯」

ヘブライ人への手紙11:17-22/29-32

埼玉和光教会 三浦 修 牧師

   ヘブライ人への手紙11章には、信仰によって生涯を全うした旧約の人々の名が列記されています。イスラエルの父祖アブラハムは、神の命により、100歳という高齢でやっと与えられた一粒種のイサクを神に献げようとしました。神の約束に対する信仰があったからです。それによって彼は神に義とされ、祝福されたのです。そのイサクも、イサクの子ヤコブも、その信仰受け継ぎ、ヤコブの12人の子たちがイスラエル12部族の族長となります。その11番目の子ヨセフがエジプトの宰相となることによってイスラエルの民は飢饉をまぬがれ、エジプトに住むことになりますが、何世代か経つうちにこの民はエジプトの奴隷とされ、苦役に服することになります。しかし神は一度選んだ者を見捨てることはありません。アブラハムとの約束の故に、この民を奴隷の地から解放し、約束の地に導こうとされました。そのために選ばれたのがモーセでした。モーセもまたさまざまな苦難と闘いながら、信仰によってその民を約束の地まで導いたのです。このようにして、神への信仰は連綿として受け継がれ、ついに救い主イエス・キリストの到来によってすべての人に信仰への道が開かれたのです。その信仰は日本においても、新島襄、田中正造、星野富広等にも受け継がれ、私たちもその信仰によって生かされているのです。

Comments are closed.