毎週の説教メッセージ

off 良い知らせを

tokorozawa-mikuni to 未分類  

説教:三浦 修 牧師 (埼玉和光教会)

イザヤ書52:1-10

 今日からアドベントに入りました。主イエス・キリストの降誕を待ち望む期間です。救い主の到来は、旧約の時代から預言され待ち望まれていたことでした。ことにイスラエルの民がバビロニアに支配され捕囚の苦しみにあう中で、神が王となって、民を解放し、シオン(エルサレム)に連れ帰るという期待が盛り上がりました。第二イザヤは、「奮い立て、奮い立て、力をまとえ、シオンよ。輝く衣をまとえ、聖なる都エルサレムよ…」とうたい、喜びをもって帰還の備えをせよ、と呼びかけたのです。「歓声をあげ、共に喜び歌え、エルサレムの廃墟よ。主はその民を慰め、エルサレムを贖われた。…地の果てまで、すべての人が私たちの神の救いを仰ぐ」と。苦難の中でも、下ばかり見ていないで、上を仰ぐことが大切なのです。救いは上から来るからです。今の時代もバビロン捕囚の時代のように、希望のない閉塞感が漂っていますが、ここにも主は御子をお遣わしになって、救いのみ手をさし伸べておられるのです。一昔前、ヨーロッパでは子どもたちは、クリスマスを迎える前夜、一晩中「おうまれだイエスさまが」というキャロルを歌い続けたという話を聞いたことがあります。私たちも喜びをもって、主の降誕を待ち望みたいものです。「いかに美しいことか、良い知らせを告げる者の足は」。

Comments are closed.