毎週の説教メッセージ

off 食べて祝おう

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説教:加藤 久幸 牧師

ルカによる福音書15:11-32

11節,イエスの話は「ある人に息子が二人いた」と始まります。二人の息子を語りながら、父の物語なのです。現在も、国の内外において、食べ物で労苦している人がいます。…そして今日31日から、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)が始まります。地球規模の飢え・保健衛生・難民・異文化「共助」などを、12—15節の「財産」の消費、「放蕩」、「財産」の無駄使い、「ひどい飢饉」の文言から、私たちは何を感じ何を連想するでしょうか。さらに、15節の「(父のところには)有り余るほどパンがあ」り、その「既存」に兄(たち)は慣れ仕えています。29節の兄の言葉から、その「既存」の世界を維持し支えている自負が伺われます。しかし、自分の「既存」の外には「無関心」であり、そこに住む者とは「断絶」があります。弟も違った立場でありながら、かつてその様であったのでしょう。

しかし父(神)は、(在るのに)失われていることや(生きているのに)見出していないこと[見出されていないこと]こそ、深刻であると示します。そして、見出す者が現れることを喜ぶのは当然と、忍耐強く(自ら引き受けて)歩まれます。いつの日か、世界の民が飢えから解放される(分かち合う)時が来れば、世界の民と神と共に「食べて祝おう」(24)と臨むのは当たり前ではないでしょうか。それを願う私たちの献身のしるしとして、感謝を献げましょう。

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