毎週の説教メッセージ

off どちらが易しいか

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説教:加藤 輝勢子 牧師

マルコによる福音書2:1-12

この箇所は中風の人を運んできた4人の信仰と律法学者の不安とイエスの権威が浮き彫りにされているところだと思います。病人は「罪人」とされていた時代、律法を守ることもできず、みんなから疎外されて生きてきた人を4人は無視をしなかった。中風の人はもう一人きりではないのです。しかし、律法学者はイエスをただの人と見ていたため、罪を赦すという言葉に神を冒涜するとして憤慨した。イエスは律法学者に「あなたの罪は赦された」と「起きて、床を担いで歩け」と言うのはどちらが易しいかといって問い、イエスによって、中風の人は起きて、床を担いで、家に帰っていきました。イエスにとっては「どちらが易しいか」ではなく、中風の人の痛みであり、4人の信仰であり、それを自分事として捉えたのです。しかし、律法学者は中風の人の痛みは他人事で、イエスがどうするかに関心があったのです。

2.11集会で講師は「歴史を学んで何をしたいのか、その国まで行って学ぶのはなぜか、同じ構造が今、あなたの足元にもあるのに、それを見ないで学ぶことの意味はどこにあるのか」と言われた。この話を聞いて私は非常に反省した。構造的な問題は自分の足元にある。私もイエスに赦され、床から起き上がることへと励まされたものとして、共に諦めない祈りで歩みたい。

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