毎週の説教メッセージ

off エッサイの根はすべての民の旗印

tokorozawa-mikuni to 未分類  

説教:加藤 輝勢子 牧師

イザヤ書11:1-10

南ユダの預言者イザヤは、活動期間の40年間に3つの大きな危機に遭遇しています。1つはシリア・エフライム戦争(BC734⁻733)です。当時アッシリアは最盛期で、シリア・パレスチナに進出したことに伴い、この地の小国家群は反アッシリア同盟を組織し、ユダにも加わるように誘いましたが、アハズ王は応じないで、アッシリアの援軍を求めました。イザヤは「神が守り給うから、ただ神に信頼せよ」と叫びましたが、アハズ王は聞きません。結果、ユダ王国はアッシリアの属国になりました。また、北王国の滅亡もありました。ヒゼキヤ王の時は反アッシリアとして戦い、国に侵入され、町は攻略され、20万人が捕虜にされ、王はエルサレムに幽閉されました。そして城を明け渡せと要求されて、王はついにイザヤの言葉に聞き従いました。すると翌日アッシリア軍は去り、救われました。しかし神に立ち帰るまでにはなりませんでした。このような時代の中で、イザヤは真の平和を切望していました。ダビデがそうであったように、エッサイの根から若枝(メシア)が育ち、主の霊が注がれると預言するのです。「知恵や識別の霊」「思慮と勇気の霊」「主を知り、畏れ敬う霊」を兼ね備えた王が、弱い者、貧しい者のために正しい裁きを行うために来ると預言します。クリスマスを迎える時、私たちも平和の王の預言を受け止め、それぞれ祈り行動するものでありたいです。

Comments are closed.