毎週の説教メッセージ

off 主を尋ね求めよ

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説教:加藤 久幸 牧師

イザヤ書55:1-13

エルサレム陥落は、神の力を、神の救う意志を、問わざるをえませんでした。第2イザヤは、イスラエルの歩みは、命(3)の源である神から遠ざかり、人間の恣意的な願望の虜(とりこ)になっていたからだと、語ります。それ故、「かつてわたし(神)は…諸国民の指導者、統治者とした」(4)者に代って、「今、[神を求め飢え渇く]あなたを[立て]…あなたに輝きを与え」る(5)。このことを成すのは、「あなたの神である主」「イスラエルの聖なる神」(5)であり、その神が第2イザヤを通して語りかけます。「主を尋ね求めよ。見いだしうるときに」(6)。「主に立ち返るならば、主は憐れんで…豊かに赦してくださる」(7)と宣べます。こういう状況を踏まえ、「わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり わたしの道は あなたたちの道と異なると 主は言われ」ます(8-9)。55章は、第2イザヤの預言(40-55章)の結びの箇所です。預言は、40章で「草は枯れ、花はしぼむ。わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ」(8)と始まりましたが、55章では、雨や雪のように譬えられた神の言葉は、「大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ 種まく人に種を与え 食べる人には糧を与え」(10)、このように、神の言葉は「わたしが与えた使命を必ず果たす」(11)と宣言します。「あなたたちは喜び祝いながら出で立ち 平和のうちに導かれて行く」時(12)、それは「主に対する記念となり、しるしとなる。それは とこしえに消し去られることがない」と(13)、第2イザヤは結んでいます。お祈りしましょう。

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