毎週の説教メッセージ

off 神の子なら

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説教:加藤 輝勢子 牧師

マタイによる福音書4:1-11

イエスは洗礼を受けられた後、伝道に先立ち、荒野で「40日間」の断食をして過ごされました。悪魔が来て「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ」。イエスは「人はパンだけで生きるものではなく、人は主の口から出るすべての言葉で生きる」(申8:3)にあるように、主の口から出るすべての言葉で生きるとは、天来のマナによって生きることです。次に神殿の屋根の端に立たせ「神の子なら、飛び降りたらどうだ」と言い、「あなたの足が石に打ち当たることのないように、天使たちは手であなたを支える」(6)と神の祝福を賛美した詩篇を逆用し、イエスに迫ります。ひれ伏して、わたしを拝むなら、すべての国々と繁栄を与えるとも言うが、イエスはすべてを退けました。悪魔は最初からの誘惑は自分の足元にイエスを服させることでした。今の時代もこの誘惑の虜になっている者がいます。国々の権力と栄華をひとかけらもらって喜んでいる独裁者や家庭内や狭い社会で権力をふるう小さな独裁者まで。その時、心から神に礼拝しているか、生活の中心に礼拝があり、喜んで祝っているか、主の栄光に帰して主に仕えているかを問うべきです。イエスは40日間の断食し、その弱さの中で、なおこのように生きるようにと示されました。レントの時、神の助けを疑問視する誘惑にさらされます。「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」(Ⅱコリ12:9)。この約束を心に留め、レントを過ごしましょう。

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